こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回はラグーンブリュワリー【翔空 令和4年度の挑戦 越淡麗S9】をテイスティングします。
全国新酒鑑評会に向けて造られたお酒!
こちらはスパイスが効いたカレーにも合わせられます!
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「ラグーンブリュワリー」さんについては、複数の記事を書いていますので、ご参照ください。
酒ログレビュー:ラグーンブリュワリー【翔空 SAKEマルゲリータ】 酒ログレビュー:ラグーンブリュワリー【翔空 酔いどれイチゴ Alcoholic Strawberry】今回の【翔空 令和4年度の挑戦 越淡麗S9】については、蔵元の下記のメッセージに全てが表現されています。
「山田錦」一辺倒だった全国新酒鑑評会に一石を投じるべく、新潟のプライドを掛け酒造特性を優先して開発された酒米「越淡麗(コシタンレイ)」を100%使用。酵母も鑑評会に強い「協会1801」は高くて買えず新潟の「S9」を採用、もちろん「純米」、という難しい条件で全国新酒鑑評会に挑みました。本品はその出品酒の搾っていないバージョンです。
アツいメッセージです!
敢え無く金賞受賞には至らなかったそうですが、今後が楽しみである事は変わりなく、クラフトサケのブリュワリーが賞を受賞する日は近い気がしました。
それでは、ラグーンブリュワリー【翔空 令和4年度の挑戦 越淡麗S9】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかった淡いイエローの色調です。
また、微発泡している様子が印象的です。
こちらが混ぜた状態です。
香りについては、華やかな第一印象で、黄色リンゴやメロンの香りが上品に調和しています。
「鑑評会向け」と聞いて予想したよりもカプロン酸エチル由来の吟醸香は上品で、個人的には素晴らしいと感じました(鑑評会の審査員はゴリゴリのカプロン酸エチルを好むのかもしれませんが…)。
ミネラルの香りと原酒らしい軽いラムネ感があり、ライチやヨーグルト、ヤクルトの香りが混ざり合い、セルフィーユの爽やかな香りも感じられます。
お米由来の香りは極めて弱いです。
味わいについては、味わいは第一印象から強く、特に甘味が際立っています。
酸味は優しく、旨味を伴った苦味がじんわりと広がります。
バランスはまろやかで力強く、余韻は長く続きます。
甘酒を思わせる甘味と麹の風味があり、発泡感が増すと甘味とコクがよりバランス良く調和します。
鑑評会向けのお酒なので冷酒で頂きました。
驚くほどにインド料理と合います!
タンドリーチキン、サグカレー、ラッサム、黒ゴマのチャトニなどと合わせましたが、相性バッチリでした。
ラグーンブリュワリー【翔空 令和4年度の挑戦 越淡麗S9】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):ラグーンブリュワリー(新潟県新潟市)
- ブランド名:翔空 令和4年度の挑戦 越淡麗S9
- 特定名称:クラフトSAKE・ドブロク(その他の醸造酒)
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:越淡麗(新潟県産) 100%
- 精米歩合:39%
- 酵母:S9arg(新潟G9arg由来)
- アルコール度:15%
- 日本酒度:-18
- 酸度:1.2
- 参考価格(720ml):2,640円
ラグーンブリュワリー【翔空 令和4年度の挑戦 越淡麗S9】については、販売代理店で入手するのが得策です。
生産数量が少ないので、田中社長のXアカウントをフォローした上で、発売後すぐに酒屋さんへ行くのがベストです。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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