こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は石鎚酒造【石鎚 無濾過 純米】をテイスティングします。
こちらは蔵の杜氏・越智 稔さんが晩酌に呑まれていると言う銘柄!
蔵自体が「食中に活きる酒造り」を志向されているだけあり、あらゆる料理に寄り添う美酒です。
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「石鎚酒造」さんは、愛媛県西条市にある、創業1920年(大正9年)の酒蔵です。
創業期には当時としては珍しい高精白(精米歩合が低い)の高級酒を造って人気を集めたそうです。
しかし、現在は幅広い酒質のお酒を造っておられ、「食中に活きる酒造り」をモットーにされています。
そして、このモットーは実現されている、と愛媛県の美味しい飲食店で頂いて実感します。
▼「愛媛食材研究会」と飲食店専用銘柄も造られています。
蔵元の越智家は庄屋から廻船問屋、そして酒造業へ転じた家系との事です。
現在は5代目ですが、4代目の越智 英明さんの時代(1999年)に杜氏が引退する事を受けて、家族経営の蔵元杜氏にビジネスモデルを変更されました。
5代目の越智 浩さんが酒造りを行い、奥様が酵母培養室を作って自家培養酵母を用いた酒造りを開始されました。
その2年後に、弟の越智 稔さんが茨城県結城市の「武勇」さんでの修行を終えて蔵に戻ります。
以来、20数年にわたり家族での少人数制の酒造りを行っておられます。
それでは、石鎚酒造【石鎚 無濾過 純米】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、クリスタルがかった淡いグリーンの色調です。
香りについては、第一印象はふくよかな中に爽やかさを感じる香りです。
メロンとグレープフルーツの香りがふわっと漂い、淡い青バナナ香と調和します。
そして、優しい生クリームとミネラル香があり、セルフィーユ系の爽やかな香りが加わります。
お米由来の香りは弱く、上品な香りです。
味わいについては、やや強い第一印象から、上品な甘味が広がります。
そこに、きめ細かい酸味とコクを与える苦味がキリッと味を引き締めます。
バランスは溌剌としていてドライ。
余韻はやや短めです。
爽やかな香りだけでなく、スッキリした酸味と苦味で味をキリリと引き締める辛口の方向性です。
ただ、「余韻はやや短め」と言っても、旨味がじんわりと残り、確かな味わいを楽しませてくれます。
軽快さと味わい深さをあわせ持っているので、食中酒としてあらゆる料理に合うお酒だと感じました。
冷酒から低めの常温が個人的なオススメです。
かなり幅広く、全般的に合わせられるお酒です。
ペアリングに自信が無い方でも二杯目あたりで提案すれば、多くの方に刺さるかと思います。
石鎚酒造【石鎚 無濾過 純米】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):石鎚酒造(愛媛県西条市)
- ブランド名:石鎚 無濾過純米
- 特定名称:純米酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原料米:松山三井
- 精米歩合:60%
- 酵母:自家培養酵母
- アルコール度:16%
- 日本酒度:+2.0
- 酸度:1.6
- 参考価格(720ml):1,595円
石鎚酒造【石鎚 無濾過 純米】については、ECサイトで幅広く購入が可能です。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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