酒ログレビュー:飛良泉本舗【飛良泉 飛囀(ひてん)スパークリング】

飛良泉飛囀スパークリングアイキャッチ

こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。

今回は飛良泉本舗【飛良泉 飛囀(ひてん)スパークリング】をテイスティングします。

飛囀スパークリング02
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最近スパークリング日本酒に着目して、色々飲んでいますが、こちらはかなり美味しいです!

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飛良泉本舗【飛良泉 飛囀(ひてん)スパークリング】のテイスティングノート(レビュー)

飛囀スパークリング01

飛良泉本舗さんの創業は1487年(長享元年)、なんと室町時代までさかのぼります。

これは全国で2番目に古い歴史です(最古は茨城の須藤本家さんで1141年、3番目は兵庫の剣菱酒造さんで1505年)。

ここまで歴史がある酒蔵で、モダンな試みをされているのが面白いですね。

飛囀スパークリング04

それでは、【飛良泉 飛囀スパークリング】のレビューに入ります。

【飛良泉 飛囀スパークリング】の色合い

飛囀スパークリング03

外観は、おり引きをしていないため濁りがあります。

そして、瓶内二次発酵による泡が活き活きしていて、楽しくなります。

【飛良泉 飛囀スパークリング】の香り

香りについては、ヨーグルト的な乳製品の香りが漂い、生クリームのような甘やかさもあります。

ヨーグルト感の中にキノコっぽい土のニュアンスを含んでいるため、生酛っぽい香りだと思いましたが、実際には山廃のようです。

ただ、山廃と言っても軽やかで上品です。

そして、メロン香が混ざります。


リンゴ酸を多生産する協会77号酵母を使用している割にリンゴ香が軽い…と思いましたが、温度が上がると結構なリンゴ香(カプロン酸エチル)を感じます!

そして、石灰系のミネラル香もあります。

【飛良泉 飛囀スパークリング】の味わい

スパークリングと言っても日本酒らしい甘味が漂いつつ、決して甘ったるくありません。

日本酒度がマイナス30もありますが、酵母に伴うリンゴ酸の酸味が巧みに抑制しているためかと思います。

素晴らしいバランス。

きめ細かい泡が爽快感を上げていることも一因でしょう。

味わいを旨味を伴った苦味が引き締める点も、日本酒スパークリングらしい特徴です。

爽快感と飲みごたえを合わせ持つスパークリング日本酒で、これは万人にオススメできる美味しさです。

飲用温度帯による味わいの変化

お酒の方向性的に0℃近く冷やして頂きました。

2日目以降の味わいの変化

 

飛良泉本舗【飛良泉 飛囀(ひてん)スパークリング】と合う料理・食べ物は?

野菜料理やフルーツを用いたサラダなどと合わせられますが、単体で飲んだ方がお酒の満足度が上がると思います。

 

飛良泉本舗【飛良泉 飛囀(ひてん)スパークリング】のスペック・蔵元データ

飛良泉本舗【飛良泉 飛囀スパークリング】のスペックについては、以下のとおりです。

  • 醸造元(製造者):飛良泉本舗(秋田県にかほ市)
  • ブランド名:飛良泉 飛囀(ひてん)スパークリング
  • 特定名称:純米酒(山廃造り)
  • 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
  • 原料米:美山錦、秋田酒こまち
  • 精米歩合:60%
  • 酵母:きょうかいNo.77
  • アルコール度:10%
  • 日本酒度:-30.0
  • 酸度:2.8
  • 価格:500ml・1,350円

 

飛良泉本舗【飛良泉 飛囀(ひてん)スパークリング】の入手方法

飛良泉本舗【飛良泉 飛囀スパークリング】については、流通が少ないため、特約店でマークするのがベストです。

僕は、東京都町田市南成瀬にある「さかや栗原」さんで入手しました。

テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。

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