こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回は平六醸造【layer ブドウ】をテイスティングします。
このクラフトサケは美味しい!
副原料にブドウを用いつつ、日本酒とのハイブリッド感が絶妙です。
★全国6,000軒以上を食べ歩く食好き
☆食べログTOPレビュアー、TVに8回出演
★「すしログ」のTwitterにて幅広い情報を発信中
☆インスタ「酒ログ」でテイスティング情報を発信
★すしログnoteで鮨・グルメに関する記事を執筆
タップできる目次
「平六醸造」さんについては、【Re:vive 無涯】の記事をご参照ください。
酒ログレビュー:平六醸造【Re:vive 無涯】【layer ブドウ】については、原料はすべて岩手県産で、紫波町産キャンベルなどの果汁を添加しているそうです。
名称の”layer”は醸造のテーマで、重層的な味わいを表現することを目指しているそうです。
果汁を複数回に分けて添加することで、「米の日本酒的な香味、発酵ぶどうのワインのような香味、そしてフルーツのような香味を融合」させているそうです。
頂いてみると実際に試みが奏功していて、日本酒でもワインでもぶどうジュースでもない、新たなぶどう飲料として完成しています。
それでは、平六醸造【layer ブドウ】のレビューに入ります。
外観については、透明感がありやや濃いピンクゴールドの色調です。
美しいですね。
香りについては、華やかな第一印象です。
グレープの香りがしっかりと感じられます。
しかもグレープジュースやグレープ味のガムを思わせる香りで、そこにメロンとラムネが加わり、さらに軽いミネラル香やセルフィーユの香り、生クリームの香りもあります。
お米由来の香りは極々弱いです。
味わいについては、やや強い第一印象です。
見た目よりも軽やかで好印象です。
ふくよかな甘味を旨味を伴った苦味が引き締め、なめらかな酸味がじんわりと持続します。
豊潤で厚みのあるバランス。
そして、余韻は長いです。
ブドウを日本酒の中で表現していて良いです!
甘味と苦味のバランスが魅力的で、甘味がやや強めながら重くないのは旨味のおかげと言えます。
この点において日本酒感を感じさせてくれます。
方向性的に冷酒一択で頂きました。
温度が高くなると甘味を強く感じてバランスが崩れそうです。
タイ料理に合います。
酸味、甘味のある味に調和するようです。
そして、ナンプラーとのネガティブな反応もありません。
平六醸造【layer ブドウ】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):平六醸造(岩手県紫波町)
- ブランド名:layer ブドウ
- 特定名称:その他の醸造酒
- 原材料:米(国産)、米麹(国産米)、発芽玄米(国産米)、ブドウ果汁(国産)
- 原料米:岩手県産米
- 精米歩合:麹米50%、掛米90%(発芽玄米を除く)
- 酵母:K901
- アルコール度:14%
- 日本酒度:非公開
- 酸度:非公開
- 価格(720ml):2,200円
平六醸造【layer ブドウ】については、取扱店舗が限られているため、ネットで検索して在庫がある酒屋さんを見つけるのが手っ取り早いと思います。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
本記事のリンクには広告がふくまれています。