こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回はぷくぷく醸造【ホップワインどぶろく】をテイスティングします。
feat.ココ・ファーム・ワイナリーのクラフトサケ!
日本酒にマスカットやホップの香りを加えた素晴らしいお酒です!
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★「J.S.A. SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」
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「ぷくぷく醸造」さんは、クラフトサケのファントムブルワリーです。
ファントムブルワリーとは、ビール業界で使われる用語で、自身の醸造設備を持たず、醸造契約をしてビール醸造を委託するブルワリーの事です。
代表の立川 哲之さんは筑波大学卒業後、株式会社ユーグレナを経て、宮城県の「佐々木酒造店」さんで蔵人として3年間研鑽を積まれ、「haccoba(同じくクラフトサケ)」の醸造責任者として酒蔵を設立した後、2022年に「ぷくぷく醸造」を立ち上げました。
ミッションは「お酒を通して福島の沿岸に田畑を増やす」ことで、お酒のコンセプトは「異文化との境界線を溶かした日本酒」。
数年以内に、南相馬市内に酒蔵を立ち上げることを目標とされています。
酒蔵の特徴としては、日本酒の伝統的な技術とクラフトビールの革新的な技術を掛け合わせた手法。
そして、お米は地元の浜通りのお米を使用されています。
今回ご紹介するお酒はココ・ファーム・ワイナリーの赤ワインの搾りかすを使用した「ホップどぶろく」です。
他のどのお酒とも異なる味わいで、頂いて感銘を覚えました。
それでは、ぷくぷく醸造【ホップワインどぶろく】のレビューに入ります。
外観については、どぶろくなので濁りがあり、ホワイトにピンクがかった色調です。
そのピンク色は、はっきりと認識できるほどです。
斬新!
泡がものすごく元気!
香りの第一印象については芳醇で、強いヨーグルトの香りが広がります。
それに加えて、サワークリームや生クリームの酸味とコクを感じさせる香りがあり、まるでヨーグルト飲料を飲んでいるかのようなアタックです。
その後、優雅なブドウの香りが調和し、軽いリンゴの香りも感じられます。
さらにオレンジの香りも漂い、お米由来の香りは餅のようにありつつも重くありません。
これは強めの4mmpの香りかもしれません。
※4mmp=4-メルカプト-4メチルペンタン-2-オン:一部の白ワインやクラフトビールにある香り
味わいについては、口に含むと、最初の印象は強いです。
上品な甘味と爽やかでシャープな酸味がすぐに広がり、シュワシュワとした感触とともに爽快な味わいを楽しませてくれます。
同時に、ブドウの香りが飲んだときにより強く広がり、コクを与える苦味がじんわりと味を支えます。
バランスは溌剌としており豊潤で、余韻はやや短いです。
一言で言うと、これは甘くないブドウ味のどぶろくです。
シュワシュワとした発泡感が強く、お米の溶けた部分と皮のような繊維質が軽い食感として楽しませてくれます。
方向性、特に香りを重視して冷酒で頂きました。
ドライフルーツ入りのパンや、豚肉、ハーブを効かせたサルシッチャと相性が抜群です!
レモンを効かせたタラモサラダもバッチリ合います。
ぷくぷく醸造【ホップワインどぶろく】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者):ぷくぷく醸造(ファントムブルワリー)
- ブランド名:ホップワインどぶろく
- 特定名称:その他の醸造酒
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)、ワイン搾りかす(マスカット・ベーリーA)、ホップ
- 原料米:いわき市産 無農薬栽培コシヒカリ
- 精米歩合:90%
- 酵母:
- アルコール度:8%
- 日本酒度:
- 酸度:
- 価格:500ml・2,420円
ぷくぷく醸造【ホップワインどぶろく】については、取扱店を参照のうえ、入荷時期早めに購入する必要があります。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@s ushilog01)でした。
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