すしログの酒ログ 
こんにちは、鮨と日本酒をこよなく愛する、すしログ(@sushilog01)です。
今回はラグーンブリュワリー【翔空 SAKEマルゲリータ】をテイスティングします。
こちらは名前から想像されるとおり、クラフトサケです。
名前と原材料だけ見ると「えっ！？」と思いますが、素晴らしく美味しい！
きっちり日本酒の延長線上にあると感じるクラフトサケです。
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「ラグーンブリュワリー(LAGOON BREWERY Inc.)」さんは、2022年春に創業されたクラフトサケの醸造所です。
ご存知の通り日本で新規の酒造免許を取ることは困難なため、「その他の醸造酒」の免許で創業された酒蔵です。
前々から頂いてみたいクラフトサケでしたが、人気が高いので入手できないことがしばしば。
この度、幸運にも入手出来て嬉しかった！
「ラグーンブリュワリー」さんに関心のある方は、SAKE TIMESの記事をご参照ください。
ラベルを見ると原材料の表示がインパクト絶大です。
それでは、【翔空 SAKEマルゲリータ】のレビューに入ります。
外観については、透明感があり、濃いゴールドの色調です。
ワインのシャルドネ以上の色調で、オレンジワインのようでもあります。
香りについては、芳醇でふくよかな第一印象です。
トマトの香りが強く香りつつ、青々しさもあり、爽やかに感じるトマト香です。
そして、熟したバナナが印象的で、セルフィーユのような青いハーブ香が調和します。
バジルを使用されつつ、ペスト・ジェノヴェーゼのような如何にもなバジル香ではないところが上品です。
さらに、生クリームの甘やかな香りが加わり、お米由来の香りも上手く調和していて、つきたての餅のような甘く食欲をそそる香りです。
トマト、バジルの香りの中で、バナナ香が見事な仕事を果たし、全体のバランスをまとめています。
味わいについては、芳醇な香りに対してやや軽い第一印象で、スッキリに感じさせた後にまろやかな甘味が広がり、なめらかな酸味が包み込み、コクを与える苦味が軽やかにキリッと味わいを支えます。
甘味、酸味、苦味のバランスが絶妙です。
バランスは豊潤で厚みがあり、余韻は長いです。
「クラフトサケ」と言っても日本酒の延長線上にある事が確かに分かるお酒です。
香りの付け方が非常に上品で、自然。
いわば香水のような香りづけのお酒は、日本酒でもクラフトサケでもありますが、個人的には好みから外れます。
「ラグーンブリュワリー」さんのSAKEは酒質設計が非常に巧いと感じました。
冷酒で美味しかったので冷酒で飲み続けました。
お酒に料理を合わせるべく、玉ねぎ麹を使用してハンバーグを作ったところバッチリの相性！
ハンバーグの奥にいるのは、燻製カマンベールチーズ、セミドライトマト。
これらは当たり前のように合います(笑)
また、新玉ねぎとカイワレに醤油、EXVオリーブオイル、鰹節を掛けたサラダとも相性が良かったです。
ただ、蕗の薹の甘酢漬けとは最悪の相性でした。
苦味が喧嘩してしまいます。
ラグーンブリュワリー【翔空 SAKEマルゲリータ】のスペックについては、以下のとおりです。
- 醸造元(製造者)：ラグーンブリュワリー(新潟県新潟市北区)
- ブランド名：翔空 SAKEマルゲリータ
- 特定名称：クラフトサケ
- 原材料：米(国産)、米こうじ(国産米)、トマト、バジル
- 原料米：たかね錦(新潟県阿賀町産)
- 精米歩合：65%
- 酵母：新潟G9NFarg
- アルコール度：13.9%
- 日本酒度：
- 酸度：
- 価格：720ml・2,640円
ラグーンブリュワリー【翔空 SAKEマルゲリータ】については、特約店のみで入手可能です。
テイスティングの技量を上げて行きたい、すしログ(@sushilog01)でした。
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